盲目的なのは恋だけではない友情もしかり

人間は、環境に依存する。

そこまでいかなくとも、環境から大きな影響を受ける。

これは正しいと思う。

関わる人、もの、これらが、個の形成に多大な影響を与える。

偉人はひとりで偉人となるわけではない。

必ずそこには、出会いがあり、出会った人々の影響を受け、

何かを人は成し遂げている。

人はひとりでは何ものも成し遂げることができない。

だからこそ、誰と出会い、どのような影響を受けるかは、とても大事な要素である。

が、出会う人を選別し、影響までコントロールすることなどできない。

自分の人生を豊かにしてくれる誰か

豊かさに導いてくれる影響力

それを最初からわかることはだれにもできない。

ここで、大事なことは、出会う人や影響を選別することではない。

そもそもそんなことはできない。

我が子に「良い影響」を与える人物を選別し、与えることなどできない。

友人関係にせよ、恋人関係にせよ、親子関係にせよ

すべての人間（他者）において盲目的にならない己を手に入れる。

ここが肝心だ。

他人は変えられない。自分は自分しか変えることはできない。

いや、自分は自分というものを変える力を持っている。

それだけで十分なのだ。

客観的に物事を見て、冷静に考え判断する、その知性を持っていれば、

いかなる人間との出会いからも学ぶことはできる。

私は、何も学ぶべきものがないほど無価値な人に会ったことはない。

Galileo Galileiガリレオ・ガリレイの言葉である。

どんなに悪人と見えよう人であっても、

そのような人物に出会ったときも、

そこから「学ぶ」ことはできる。

要は、すべてを「学び」に変える知性を身につければいいのだ。

これからの社会は、知性が必ず必要になる。

学び続け、知を身につけた人だけが豊かに生き残ってゆく

そう言っても過言ではない。

世界は変わる。

我々親世代とは全く違う世を、子供たちは生きてゆく。

そのために、「知」は必ず必要だ。

学ぶことにどん欲であれ。

私は、日本の子供たちが、もっと学びにどん欲であって良いと

思う。

知は、己を助け、友人、親を助け、世界を救う。

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