古文の学習は、中学から?高校から?

高校入試国語でも、  大学入試センター国語でも

出題される 「古典」 。

こちらのブログでは、「古文」について書いたことがないので、

最近、お問い合わせ内容の中で、

きらりさん、古文って教えてもらえますか?

という内容をいくつかいただきました。

はい、指導させていただいております(^^)

ずっと大学受験向けの「現代文」「古文」担当でしたから、

ほとんどが、高校生向けに大学入試センター対策古文。

中学生向けの高校受験対策古文も、昨日も指導にあたらせていただきました。

おそらく、小学生にはまだピンとこない科目ですよね。

古典は、高校生になって、「壁」にぶちあたって、 嘆く子たちが多いです。

ほとんどの中学ではそこまでしっかりと古文を扱いませんし、

高校受験に出題される古典は、「なんとなく」でもある程度読めるレベルです。

しかし、大学入試レベルになると、「難しくて読めない」

ナニコレ。英語よりも読めない。

という子が続出する現象が起こります。

なんせ、大学センター古典を見ても、 「難しい」 ですから。

現代の私たちが使っている日本語とは、

文法も違うければ、 語彙も違う。

同じ日本人であっても、 時代背景が違えば、 常識も違う。

つまり、古を読むというのは、

未知の言語で書かれた、異国の世界を理解する

取り組みなんですよね。

それを、高校生になって初めて向き合う。

小学生から触れてきた英語よりも、古典のほうが読めないという子たちが多いわけです。

ただ、読めると「古文」の世界は、本当に面白い。

同じ日本人なのにこうも違うのか。こういった世界だったのか。

こんな考え方をしていたのか。

まさか、これが、人生の楽しみとしてみなされていたのか。

昔の日本人の価値観を垣間見ることで、

現代に生かせる「知恵」も数多くあります。

歴史の流れも、古文からよみとることができます。

そのため、古文は「言っても、日本語」と思い、学びを後回しにすると、

痛い目にあいます。

「外国語」(未知の語)と認識しておくほうが良いでしょう。

英語と同様、文法や単語を勉強すればよい というわけではなく、

読みこなす文章量も必要です。

そして、読めば読むほど、

過去の人々の価値観や世界観を理解することができます。

大体の子たちが、この「価値観」「世界観」を分からないまま

「読めたらできるけど、読めない場合は壊滅」

といった状況で、大学入試センターを受ける子たちが多いですえーん

私は、古文は、中学生から触れておくべき教科だと思います。

「人生の教訓」となるものが多く、「道徳」 「倫理」 「人間関係」に

触れることのできる文献が数多くあるからです。

古文の勉強にもなるし、人生の勉強にもなる。

でも、なぜか、古文は積極的に中学校では、取り入れられませんね。

学校で取り入れられないなら、家庭学習では?と思いますが、

おそらく、「高校からで間に合う」といった固定概念も通俗的にあり、

取り入れられていないように感じます。

古文でも実は、中学生でも

「読みやすい」文章が数多くあるのを知っていますか?

「読みやすい」文章から、コツコツと文章をよみこなすことをお勧めします(^^)/

古典ばかりは、読解力だけでなく、

場数がものを言う分野だからです。