テクノロジーによるダイバーシティーの実現

こんにちは。Excelsiorです。


皆様はDiversity(ダイバーシティー)という言葉を聞いたことはあるでしょうか?


ダイバーシティーとは"多様性"という意味の英語で、主に日本では


"LGBTへの取り組み"

"障がい者への取り組み"

"国籍の違いへの取り組み"

"女性のさらなる社会進出への取り組み"

"ワークライフバランスへの取り組み"


などを指す言葉として最近よく使われる言葉です。


多様性が認められ、すべての人間が歯車の一部を担い社会という巨大なシステムを動かす。なんだかワクワクしますね。




ダイバーシティーの中で、今回はハンディーキャップを抱えている方々にフォーカスしたいと考えています。







以下は内閣府が出している参考資料になります。算出した値はすべて内閣府データに基づいたものになります。

在宅の身体障害者428万7千人、在宅の知的障害者 96万2千人

日本の総人口を1.27億人と考えるとおよそ4%が障がいを抱え在宅を余儀なくされている人の割合になります。





では17歳未満ではどうでしょうか。


17歳未満在宅の身体障害者6万8千人、17歳未満在宅の知的障害者 21万4千人

日本の19歳未満の人口は2150万人とするとおよそ1.3%が在宅での障がいを抱えている子供の割合になります。

(*統計データでは19歳未満までのデータの為本来ならば1.3パーセントより大きな値となります。また平成28年のデータですのでおおよそ2%と仮定するものとします。)





この値を見てどのように感じられるでしょうか。特筆すべきはこのデータは表面化されている一部のものであり、潜在数を含めるともっと増えるという部分です。多いという印象を持たれる方が多いのではないでしょうか?





事実Excelsiorに在籍している講師に口頭でアンケートしたところ、全員が何かしらのハンディーキャップを抱えた生徒たちに指導した、あるいは相談を受けたという回答を得ました。





現在この記事を書かせていただいている私自身も現在精神的なハンディーキャップを持つ高校3年生の英語指導に当たっています。





しかしそういった方々を対象とした教育サービスは非常に少なく、選択肢の幅は広くありません。




ハンディーキャップを抱えているが為に学習にうまく参加できない。参加できないが為に学力定着や能力向上の機会を失い、最終的に職につくことが難しくなるという負のループがすでに出来上がってしまっています。これこそ社会の障害です。








我々は視力が低下すると眼鏡をかけますよね?

それによって視力をハンディーキャップと捉える人はいま現在ほぼいないはずです。


まさにテクノロジーが身体能力の拡張に貢献した一例ではないでしょうか。







何もハンディーキャップを抱えている人たちだけの話ではありません。


様々な原因から、社会生活を送ることが困難な人々に対し、各々に見合った最適な技術サポートをテクノロジーは担ってくれるのです。





それこそがテクノロジーによる教育分野でのダイバシティーの実現

ではないでしょうか。




ハンディーキャップを抱えている人々

親の仕事の都合で海外に住んでいる人々

地方に住んでいる人々

自分に最適な教師に出会えなかった人々


万人がテクノロジーの恩恵を受けることができます。










Excelsiorの理念の一つに

全人教育というものがあります。

身体も精神も、社会的状況もすべて包括し、様々な角度からアプローチする教育方法。




学問とはより自由なものであるべきです。

年齢や性別、国籍、不自由な身体、感覚の不全などに縛られない自由で幸せな営みであるべきなのです。



学びたい者が何かしらの制限や制約により学習の機会を授与できないことは許されないことです。





最後に車椅子の物理学者として有名な故スティーヴン・ホーキング氏が新聞の中で語った一節を載せさせていただきます。


"ほかの障害者の人たちに助言するとしたら、障害に妨げられずにあなたがうまくできることに集中し、何ができないかを無念に思わないこと。身体的だけでなく、精神的にも障害者になってはいけない"  

The New York Times,2011                       

Excelsiorでの活動が少しでも多くの人々の学習機会に影響を与え、学問への探求と興味を持っていただけると幸いです。



Excelsior