大学入試のための理系学習

中学入試を経て・あるいは高校入試を経て大学入試へとシフトを変えようという生徒の多くは少なからず"頭打ち"することがあります。


今まではコンスタントに偏差値60以上だったのに、大学入試対応外部模試では20以上の偏差値変動があるなんてこともザラです。


特に中学・高校入試と大学入試のギャップが大きい科目が"理系科目"、"英語"であると個人的に感じます。


このギャップをいかに早く理解し、学習方法を柔軟に変化させることができるのかが重要であると感じます。



中学入試などではある種の"フレームワーク"と呼ばれる、定型問題をこなすことである程度のレベルに達することが可能です。


もちろん大学入試においても、フレームワークの利用は重要ですがそれ以上に

"深める学習"に取り組む必要があります。

"当たり前のことを深く理解する、調べる"ことが重要になります。


問題集を沢山解くことも重要ですが、知識をインプットしていく

"好奇心"を持って"興味"を持って深く理解しようという姿勢無くして大学入試、特に難関大学の理系問題を解くことはできません。



"同質量下でなぜ氷は水より体積が大きいのか100文字程度で答えよ"

上記のような問題が出題された際

"分子結晶構造"、"クラスター構造"、"充填率"、"状態を司る条件"などが頭にすぐ出てきますでしょうか。


夏に

"ペットボトルを凍らせると膨張するから、満杯にして凍らせてはいけない"

そんな言葉を家族からかけられたこともあるのではないでしょうか。




中学・高校入試では

"氷は水より体積が大きい"

という前提のもと問題が作成されています。


この"前提"を鵜呑みせず

"なぜなんだ"

と深掘りしていき論理的に解明することこそ大学入試の基本的な姿勢であると私は信じています。



"なぜ電気伝導率には違いがあるのか"

"なぜ自転車は漕ぐと前に進むのか"

"斜面に置いた物体が滑り落ちる場合と、倒れる場合の違いはなんなのか"

"微分を行う意味は何か"


多くのことに疑問を持ち探究していく姿勢を大切にしてください。


excelsior