小学生の理科への取り組み方

こんにちはExcelsior理科担当です。



本日は理科への取り組み方について書かせていただきます。


そもそも理科という学問は主教化の中で最も自由度の高い学問です。

図表の読み取り、数学的な処理能力(計算能力)、作図、論述など

まさに出題範囲の自由さという観点では突出している学問ではないでしょうか。



ゆえに"センスが問われる"などと評価されたりします。


確かにセンスはある程度あるでしょう、しかし最も重要な点は理科という学問にいかに興味を持てるかということです。

そして論理的に解答に至ったか否かは非常に重要です。



理科を不得意とする生徒たちの半数以上が

"なぜその解答になったの"

と聞くと

"なんとなく"

と答えるのです。あるいは無音が1分以上教室に響き渡ります。笑



一方で理科の点数が高い生徒たちは解に至った明確な理由を持っています。

この時その理由が間違っていても構わないのです。

重要な点は生徒たちがいかに自分で論理的に道筋立てたかという思考プロセスが重要になるのです。



わからない問題があるとその解答を教えてはいけません。

そうしてしまいますと生徒たちは解答を暗記してしまいます。



暗記してはダメだ、論理的に理解しないといけないと周りが言っても意味はありません。

なぜなら生徒たちは"論理的に理解する"などという漠然とした抽象的な営みより、"暗記"という具体的な作業の方がしっくりくるからです。



これは小中高全て共通です。








ではどうすればいいのか。








向き合うのです。

向き合うとはどういうことか、生徒たちに考えさせるのです。


何から手をつけたらいいかわからない生徒たちには遠回しのヒントを与えるのです。


そうやってうまく周りが誘導し、自分で解答を導き出す感覚を与えることが大切なのです。




間違っていても正解でも構いません。この時決して導き出した解が間違っていても怒ってはいけません。

論理的な学問を指導するのに、感情面で訴えること自体間違っていることです。


それにせっかく自分で試行錯誤し出した答えで怒られてしまうと、生徒は萎縮し思考することに抵抗を持ってしまいます。







間違っていたならどこで間違えたのか分岐点を示すのです。

そしてまたそこからフィードバックして思考を重ねていくのです。



重要な点は難しい問題であっても自分で思考し解答にいたることができるという感覚を持たせることです。



そして、できるという感覚が理科は楽しいという感情と興味を持たせてくれます。





思考は自由なものであり、自由な発想が理科の鍵となってきます。






もちろん暗記しなければいけないことや複雑な内容もあるでしょう、ですが苦しみながらも楽しんで理科に取り組んで行ってください。






Excelsior