医学部不合格の原因

こんばんはExcelsiorです。


今年も全ての受験が終わり、来週から入学式を控える大学も多いことでしょう。

塾でも新高校3年生、新中学3年生、新小学6年生へと移行が行われました。

春期講習として早々にスタートアップをしている学生の方も多いです。




今年の受験を振り返り、合格をもぎ取った生徒たちが大勢いるように

不合格となった生徒たちも大勢いました。

こればかりは仕方のないことです。次に向かい進むしかないですね。




そのはじめとして、不合格の原因を客観的に考察して欲しいと生徒たちに伝えました。



不合格という事実と向き合うことは難しいことですが、失敗から学び自分に還元して頂きたいです。


成功談より実は失敗談の方が有益なのは後々わかってくることでしょう。











ここで私なりのフィードバックを行いたいと思います。


医学部受験に失敗した現役生のお話です。ここではAさんとします。







Aさんは非常に勤勉な学生で、有名国立高校に通うまさに優等生でした。

特に文系科目に強く

英語、国語では偏差値75以上を常に取るほどでした。

(私は中学3年より英語指導を行いました。)


ですが

理系分野では偏差値60台と医学部にしては標準以下でした。




Aさんは中学受験より、算数や理科を暗記してしまう癖がありました。

結果として大学入試の問題も、頻出問題をベースに膨大な演習量をつみ、答えをほぼ暗記してしまっていたのです。(これは問題を暗記するという幼い頃からの癖ですね)



私は英語に加え、化学を高校3年より指導したのですが、まず暗記での学習の限界を伝え

思考による学習を進めました。

結果としてセンター化学で98点。

最終の駿台記述でも偏差値80という脅威的なのびを見せました。


ですが数学と物理は中途半端なままでした。





ここで伝えたいことは

"医学部や理系の大学は決して文系科目だけで押し切れるほど甘くないということです"




私は英語の指導も行っているため、文系科目の重要性は重々承知です、

ですがやはり理系は

"理系科目ができてなんぼ"

なのです。



現実はそんなに甘くありません。

理系が文系に変わることができても

文系が理系に変わることは非常に困難です。

というかそもそも脳の使い方が理系と文系では異なります。

(本当は文系科目も理系的な思考能力での処理の方ができると私は考えていますが、一般論的な文系の学習方法は理系のそれとは全く異なります。)








理系科目ができるとはどういうことなのか

これはやはり幼い時からの学習への

理科や算数への取り組み方によって決まります。



Aさんを例にあげましたが、一部大手進学塾では解法のテクニックを先行して覚えさせます。


もちろん解法を暗記することは重要なのですが、

その背景にある根本的な現象の理解なくして暗記することは脳のメモリの無駄遣いです。




ゆえに

"いかに幼い時から理科や算数への取り組み方を習得できるか"

が実は大学受験に影響を及ぼします。




国語や社会も大切ですが、

特に理系脳を形成づけるためには幼少期の理科への取り組み方が本当に重要になります。








かと思えば

東工大学、京都大学に合格した理系生徒は数学がこけてしまったのですが

(今年は東工大の数学難化しましたね)


英語で点数を稼ぎ合格を掴み取りました。





結局言えることは

月並みのことですが

全ての受験科目を頑張るしかありません。




ただ


理系の大学へ進むならば

"文系科目で押し切ろうとするのではなく、理系の科目を伸ばさなくてはならない"


"理系で文系科目ができるのは非常にレバレッジがきくが、それは理系の科目ができる前提での話である"


"幼少期より理系脳を育成することが大切"




TVでよく見る

ホリエモンや林修先生

は文系出身です。

ですが非常に理系的なセンスを兼ね揃えていることは見ていても良くわかりますよね。




なんのためにプログラミングが必修科目になっているのか

考えればわかりますよね。




これからの文系も理系の能力

数学的な思考力は必ず必要になります。














理系の科目の重要性を再確認していただけると幸いです。







Excelsior