図形問題へのアプローチ #理系科目

こんにちはExcelsiorです。


図形問題は数ほど多くないものの入試でかならず問われる問題の一つです。

また近年の入試の多様化に伴い、図形問題、ビジュアル問題は増加傾向にあります。

特に近年では図を提示したうえで

"この図が意味することを述べよ"

"上記のような図になる理由を説明せよ"

といった具合に記述問題として出題される傾向が見られます。


ではそういった理系の図形問題にいかにして取り組むべきかの話をしたいと思います。

アプローチ法は基本、全学年共通です。





もちろん前提条件として、出題される図に関する知識は頭の中になければいけません。



断熱圧縮とはどういった現象であるか。

膨張、圧縮時の挙動のちがいはなにか。



この部分はビジュアル問題どうこう以前の知識レベルのはなしですね。




そのうえで図を読み解く際に意識すべきポイントはどこになるのか。


1.横軸、縦軸の関係性を正確に読み取る


ビジュアル問題でそのまま図形のみに注意を払う生徒は多いですが、その周辺に記載されているパラメータにこそまず注意を向けなければなりません。


たとえば上記の図はその前に書いた図形と本質は同じです。ただ横軸、縦軸の評価軸が異なるのみです。



2次元で記載される図形問題はあたりまえですがx座標、y座標により表現されます。そしてx,y座標は互いに影響を及ぼしあう関係にあるわけです。

数学で言うならば

Y=aX 

互いに依存しあうわけです。

故に縦軸、横軸がどういった評価軸をとっているのか、そのうえで縦軸横軸が依存しあった関係にあることを頭においておきたいですね。


さらに言えば上記のように、図形を数式化することで数字で答えを導けるという意味では数式化することをお勧めします。


蛇足ですが、私が出題者ならば高いレベルの問題ならば3次元の図形問題を作成します。





2.図形の変曲点を見つける


以前国語講師の方も同じようなことを書かれていました。

理系文系問わないですね。





図形では必ず、変曲点となる箇所が現れます。

変曲点とは

急にグラフの雰囲気が変わる箇所

です。


たとえば

緩やかに上がり続けている図形が急激に下がり始めたとしましょう

こういった場合往々にして

物理ですと、何かしらの外力が働いた

化学ですと、化学変化、物質構造の変化がおきた

と考えられます。


外力や化学変化などはあくまでも例ですが

なにか大きく現象が変化する事象が起こっている

と考えることができます。


そしてその現象が何かを考えることが正解につながります。





以上

横軸、縦軸の評価対象に注意する

変曲点に注意を払う


この2点を以降意識してみてください。





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