幾通りもある教育プラン

    塾選びに悩む 


 つまりは、この時代、どの親も 子供の教育プランに悩んでいるといえます。 



 東京都内では、学区によっては8割以上が中学受験をするところもあるようで、

 「中学受験」が、10年~15年前に比べて、 親たちにとってパワーワードになりました。 



とはいえ、高校受験、大学受験、海外留学 教育プランは何通りも存在します。 


 「学歴」が、自分という人物の名刺になるのは 私個人の意見でいえば、日本社会においては、 学歴は武器のひとつになるでしょう。


 学歴は、人の能力や素質をざっくりと判別するうえで 役立ちます。 

 ただし、持っているだけでは、以前ほど力が及ばなくなった というのも事実です。

 常に、学力に+αのものがいる。 それは、努力によって磨かれた能力とでもいいましょうか。


 学歴だけでない、 それは、 信用を得る力だと思います。 


 信用を得るとは、「ここならあの人に任せたい」と 思わせる、努力によって磨かれ、他者よりも光る能力をもっていること。 「この分野はあの人だな」 と任せられるものをもっていること。 


 それは、会話術でもいいし、人間性でもいいし、 専門分野における知識でもいいし、技術でもいい。 


 信用を得る力をもつことは、 今後の社会を生きるうえで大事です。


 すべてにおいて一番にならなくていい。 この世の確かに存在する「天才」にならなくていい。

 でも、その「天才」をつぶしてはいけない。


 つぶすのではなく、自らの「才能」、「努力」をもって 「協力し合い」、何かを成し遂げること。


 この姿勢は、今後の教育のうえでとても大事です。


 いくら天才でも、ひとりで多くをやり遂げることはできない。 

 失敗もある。挫折もあるし、欲に流されることもある。


 また「能力」があっても「行動力」のない天才だっている。


 行動がなければ、変化は生み出せない。 

 多くの人の「力」、「才能」が合わさり、 この世の中は維持され、開かれ、発展してゆくのだと思います。 足を引っ張り合うのではなく、 個が、個としての力を養い、 その力を遺憾なく発揮する。


 そうした、「個」のはぐくみを手伝うのは、 親であり、教育者であるのなら、 


 親、教育者であるわたしたちは、 すばらしい「個」の誕生の瞬間に立ち会う 幸せ者だと思います。