数学を教えていて感じること
以前数学について再現性の話をしました。
数学を指導していて感じることは
あまり数学ができない生徒に限ってやたらと小手先のテクニックを使いたがったり暗記しようとすることです。
この原因は幼い頃からの習慣や学校の指導にあると感じます。
中学入試を経験した生徒たちの多くは進学塾で徹底的にテクニックを暗記させられます。
これは入試に出るから、これはとりあえず逆比を使うんだ!などと声高らかに指導する教師たち。
私が以前指導にあたっていた塾のハイレベル中学入試の生徒たちは冬にハチマキを頭に巻きホテルに缶詰になり勉強特訓していました。
もちろんテクニックや暗記は重要ですが、テクニックばかり先行することはよくありませんし、何かにつけて法則化することは思考を捨てています。
そんなことをしていて数学は伸びません。
バームクーヘン理論などと言っていてはダメなんですよ。
自分の頭で考えきる経験が重要です。
小手先のテクニックや巷に溢れるヘンテコな公式を鵜呑みにしてはいけません。
そんなことをしていると数学の旨みを捨てていることと同じです。
"教科書にこう書いていたからこう答えた"
などと思考を放棄したようなことを言われると数学の指導者としては悲しい気持ちになります。
自分の頭で考えぬく楽しさを味わってください。
Excelsior
0コメント