リベラルアーツの重要性

レオナルドダビンチの数々の偉業は様々な分野を横断しています。


音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、気象学、地質学、地理学、物理学、光学、力学、土木工学など様々な分野に顕著な業績と手稿を残した。(wikipedia)



多くの高校で2年生になると、「文系/理系」そしてさらには「国公立/私立」とクラス分けを行います。このクラス分けは大学選択にも大きな影響を与えるため、高校生にとって一つ自分の進路を考えるタイミングではないでしょうか。



本来私は「理系/文系」と分けるべきではないと考えています。

「理系」の資質、「文系」の資質は確かにあるように感じられますが、社会は「理系」のみ「文系」のみの能力で形成されているのではなく、両方の資質が必要です。


特に、異業種でのコラボレーションも進む現在。横断した能力を養うことこそ必要であると考えます。



そこで「リベラルアーツ」に焦点が当たるのです。


例えばappleの創設者の一人であるジョブズもまた、カリグラフィーなどへの造詣が深く、その結果apple製品のフォントの種類の多さやユーザーインターフェースの洗礼にもつながったのです。



ぜひ、理系科目のみ文系科目のみといった分け方でなく幅広く、自分の興味がある学習をしてほしいと願います。


Forbesの中でも川村 雄介さんが同じようなコラムを挙げておられました。




特に幼少期の教育でリベラルアーツの重要性は子どもたちに伝えたいですね。

中学入試では例えば、社会を入試に入れない学校が多く、社会を学ばない生徒もいます。

高校では地学を選択しないからといった理由で、天体学や地学の勉強は赤点を取らないようにだけ、といった学習をする生徒も多いです。


効率的な学習を考えると、そうせざるを得ない部分もあることもわかります。そうせざるを得ない状況にしている、日本の教育を本当は変えないといけないのでしょうね。



「理系/文系」という方に一律にはめるのではなく、全ての科目を学び、自分の興味があるものを見つけてほしいなと切に願います。